京都市内へ現地調査です。京都市内への通勤路、途中〜大原を抜けての現地入り、今年は早何往復したか?ちょうど今の時期の途中越えのルートはツーリングを楽しむバイクや、新緑も芽吹き始めて爽やかな美しい景色を堪能出来ます。
今回の物件も相当築年数の経過した京町家です。
やはり毎度のごとく、旧土葺工法の日本瓦は土から瓦が離れたズレの酷さが目立ちます。
最終的に負荷がかかるのは軒先瓦、雨樋を飛び越しちゃっている箇所もあります。
基本的に日本瓦は近年大普及している洋風材料や新生材料にくらべて、道具類と言い色々な種類の瓦、副資材が屋根に乗っかるので、その分、ズレたり、取れたり、崩れたり、、というリスクが旧工法の場合増えます。それを起こりにくくする工法が、我々組合員がお勧めし、標準工法に取り入れるよう促している「ガイドライン工法」です。
地震や台風の度にマスコミなどにより目をつけられ悪意のある悪者扱いにされる日本瓦ですが、旧建築、昔の建築基準と違い、近年の建築基準に照らし合わせた工法を取り入れて施工すれば、日本瓦も決して恐れられるような屋根材では有りません。
こちらは屋根の状態から、葺き替え工事を強くお勧めしております。