合格発表

2022.01.29

昨年、ひょんな思いつきから国家試験である、二級建築施工管理技士の資格取得のお勉強をしました。

商売をしていて、ホームページやら、地域のタウンガイド、折り込み紙など広告宣伝に力を入れていると、必ずしもこちらの狙いと反する方面からの問合せが多々あります。(おおよそ半分以上)

例えば、海外輸出に特化した、トラック、クレーン、重機類の買取業者、WEBの検索強化を謳った業者、YouTubeを利用した集客力向上を謳う業者、はたまた〜の講演やら〜互助会の勧誘、、、大抵この手の問合せに私は結構薄情なんで、問答無用で「かけてくるな」と電話を切り、間髪入れずに着信拒否にします。

昨年の7月初め、大阪市中央区の一般社団法人「○○の会」というところから問合せがあり、「当会でさまざまな国家資格の講習をしており、90%以上の合格率、、、云々」と言う宣伝を、私にすれば珍しく事務所まで来てもらって話を聞き、3ヶ月の短期集中講座に25万円ほど支払い入会したのでした。

そして8月からは、ほぼ毎週日曜日の朝9:30〜夕方4:30まで、大阪市中央区谷町まで通学。

簡単に思っていましたが、1次検定(4肢択1)は別として、2次検定(旧実地試験)の記述方式が気が遠くなりそうな位、超難関。

それでも日々の現実の仕事が終わった後、夜なべをして復習、予習を繰り返し、私の人生50年で2度目の充実した期間を送れました(一度目は厚労省:一級技能士受験)

試験日は令和3年11月14日(日)私の受験地は大阪府吹田市の大和大学さんでした。日本全国各地一斉と思いますが、一緒に受講したほかの30名とは東大阪やら試験会場はバラバラでした。

受講した講師の先生曰く「今年は品質管理をテーマにした記述の可能性大!」と万馬券狙いに近い一点張りも、試験当日は「施工管理」が出てきてあえなく撃沈、、、

しかし、そんな逆境の中でも、一次検定四肢択一は35/40で圧勝。難関の記述式二次検定(旧実地試験)は山を張った建築用語の説明と留意点!百数十用語ある中から、暗記の限界であろう20用語までを過去出題傾向から絞り込み、山を張った丸暗記が的中✨合格率例年28%〜30%を思いつき、初めてのトライで良く受かりました!!

昔は両親が「あんたはやれば出来る子なんやから」と言われ続けていました。今から思えば、根気が足りず遊びばかりが勝っていた、今更ながら若い時にもっと勉学に注力していれば良かったと思います。やってる最中は苦痛ですが、今更ながら学ぶ楽しさを感じています。

そして、記念すべき令和4年1月28日、日本全国主要都市で開催された合格発表がWEB上で行われました。

私は見事に1次、2次両方合格!! 真の二級建築施工管理技士誕生です。

この資格取得により、弊社の建築許可証に現在掲げている屋根工事業に同じ仕上げ工事の、左官、大工、板金、石工、タイル工、ガラス工、塗装工、防水工、内装仕上工、熱絶縁工、建具工、を網羅し追加出来るのです!!

今年の春先に法人化業務拡大を考えていたおりでしたので、この資格取得の話を聞いた時に、ここに1番メリットと方向性の一致を感じたわけなんです。

余談ですが、一級、二級の建築施工管理技士の試験は、私の受けた令和3年で改正になっています。

合格発表で(一次合格)となっているのは、午前中の4肢択1 のみの合格者で、令和3年から二級施工管理技士(補)を名乗れるようになりました。まぁ、運転免許に例えるなら仮免のようなもの、(補)単独では何の効力も発揮しませんが、例えば大きい会社で二級施工管理技士資格所持者が別にいた場合、(補)がその資格者が持つ現場の管理を補える、と言う使い方。仮免は本免許所持者を同乗させれば、条件付きで運転出来る効力を発揮する、、みたいなものです。当たり前ですが、1次合格のみで皆さん終わらず、翌年度以降2次試験通過の本資格を目指します。

その2次試験の受け方(待遇)も次回に一回だけ2次試験(旧実地試験)のみ受験できるショートカット受験だったのが、改正後は永年2次試験から受験出来る様になりました。

これも、少子化により現場での建築資格取得者の高齢化もあり、政府は建築・工業系の学生や、若い新卒者に門戸を広げたいようです。大手の○○ハウスの349人にものぼる不正受給も記憶に新しいです。

これからは、腕に覚えた技術は勿論の事、それに伴う知識と資格取得でお客様に心からの安心感と満足感を提供すべく、弊社は更なる上を目指します。

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