御近所様の葺き替え工事、上屋完成後、梅雨を1カ月やり過ごし、8月初旬から二期工事として下屋に移行しましたが、ようやく、ホントにようやく先が見え工事完成への佳境に入りました。
瓦は三州産「栄四郎瓦」謹製、切落ち53判防災瓦、鬼瓦は改修前の既存品の再登板。棟組は松皮菱のし1組半(3段)雨切りのし共、紐伏間納め合計10段
お家の顔!玄関には宝船巴を配置して、棟組は北関東や、山陰地方によく見られる、「青海波=セイガイハ」で積み上げようと思います。しかし、チョット関西流にアレンジしちゃいます。今から頭の中での設計が楽しみです。
↓↓↓ 青海波の棟組例(全国の腕利きの瓦屋さんの画像を拝借させて頂きました)
青海波(せいがいは)柄の由来
青海波は『せいがいは』と読み、この柄の発祥は古代ペルシャとされています。
シルクロードを経て日本に伝わったのは飛鳥時代、平安時代に書かれた源氏物語の中に『青海波』という雅楽を舞う若き光源氏の姿が描かれています。
この神楽を舞う舞人の衣装の柄が青海波で、青海波の名はこの神楽に由来すると言われています
青海波(せいがいは)柄が持つ意味
青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄です。