こちらもホームページからお問合せいただき一月半お待ち頂いて、先週ようやく工事させて頂きました。
【BEFORE】
下屋に三箇所ある隅棟の積み直しです。伊賀寄りの甲南町の奥深く野川の在所、問題の隅棟の方角には広い田畑が開ており、突風などの通り道になっています。旧湿式材も季節が悪かったのか?凍てのような現象で、パラパラの砂のようになってました。これでは熨斗瓦を支えられるはずも無く、歯抜けにらなった箇所も有ります。
【AFTER】
今回は高耐久の防水性を兼ねたシルガードを使い積み直すことで、旧土葺き工法のように後々、漆喰が剥がれ落ちたり雨水による侵食などを軽減してくれます。
新たに見つかった不具合箇所、銅製谷板からステンレス製への交換、写真5枚目陸棟輪違いの組棟上、おさえ熨斗瓦と伏間瓦がガサガサに動くくらい湿式材が役目を果たせておらず、追加で工事を頂きました。