昨年末、彦根以北を襲った記録的な積雪被害。全国版のニュースでも国道8号線に渋滞で立ち往生した車列が映し出されていたのも記憶に新しいです。
被害は交通麻痺、水道凍結などのインフラに止まらず、家屋にも甚大な爪痕を残しています。屋根が軒桁を支点にして、軒先の出っぱった部分が垂木ごとポッキリと折れてしまった家屋が彦根市、米原市周辺で相当数被害に遭っています。
月が変わった今日から、当社でお聞きしている所謂雪害物件を数十軒改修工事させていただきます。
一軒目は彦根市東沼波町。綺麗に波打つ様に折れてしまっています。
瓦は柿茶色、8.5寸幅の瓦を再利用する為、一例一例規則正しくメクッて瓦に1枚1枚番付を打っていきます。
昔の職人さん、瓦を欠き下げたり、必要以上に締めたり(幅を切り詰める)してるんで、既設再利用の場合は適当な位置に戻していたらとんでも無い事になるので、撤去時の選別にはいつもの葺き替えめくり以上に時間を割いて瓦の目利きをします。
大工さんに下地を綺麗に直してもらって、来週から葺直しに入ります。