お盆前に調査依頼をいただいてお打ち合わせを進めていた大津市O様邸の葺き替え工事が決まりました。
屋根材は元々のカラーベストの上にセキ◯イ瓦Uという商材をカバー工法で施工してあります。
因みに現状の写真をアップで1枚...
工業用アスベスト(石綿)の人体に与える悪影響が徐々に明るみに出だした80年代〜90年代、それまでこちらの瓦Uにも骨材に使用されていましたが1990年に無石綿化(ノンアスベスト)しました。その結果、製品強度が著しく低下して写真の様にミルフィーユ状に剥離したような劣化が始まり、日本全国で相当数のクレーム処理を起こした商材です。30〜40年前、テレビ「3時の〜」という番組の合間に頻繁に「セキ◯イの屋根診断士が云々」とリフォーム宣伝されていたのも有名ですね。同じようないわくつきの商材で「ニ◯ハ パミール」というのも検索すればいきなり「社会問題になっている屋根材」などと出てくる悪名ぶりです。
これらの屋根材を施工されているお宅にリフォームで塗装工事は御法度です。層間剥離破損を起こすので塗装処理を施すのはお金を捨てている様なものですので、その様な工事を薦めてくる業者には要注意です!
今回はカバーされた瓦Uを解体して、一層目のスレート屋根材の上に金属屋根材を施工します。工事内容は葺き替え?カバー工法?両方該当するんで、葺き替えカバー工法になるんでしょうか?(笑)