先月20日からの台風やら、雨やらで、あちこちから雨漏れ修理を聞いています。
今日は日野町の葺き替え工事と班を別れて、地元野洲市行畑のお宅に工事に伺いました。
せっかく高価ないぶし瓦で葺かれているのに勿体無いですね。
施工時の湿式材料のさじ加減と、のし勾配の感覚を誤まり、乾燥し土が痩せてしまい勾配が無くなった為、2段目、3段目から水を吸い込み、雨漏れを発生させていました。
因みに、全日本瓦工事業連盟では日本瓦の棟積み工法を棟芯材などに全枚緊結する事を標準工法と決定しました。
旧工法に慣れ、非改定派や非組合員などには、やりにくい世の中になって行く事間違いないです。
「地震が来たら、振るって落として軽くして、建物の倒壊を避ける、、云々」こちらの言い分も分かりますが、昭和の時代と違い徹底した安全啓発、コンプライアンス重視の時代、いかんせん世の中がそう言う動きになっているのも事実です。
作業中、御主人様から「手が悪かったら、他の隅棟も同じ事やろう? また漏れんのも敵わんから、残り3本も積み直ししてくれんか?」と急遽追加を頂きました。