一度、リフォームされているような痕跡が多々ある外装、、しかし、水の流れが分かっていないダメなリフォーム会社だったようで、大変な工事でした。
元々全てモルタル塗り込みの鼻隠しと破風だったようですが、段差部分の引っ込んだ部分にだけ、破風板、鼻隠し板を貼り付けたもんだから、取り合いの縁から雨水が入る入る。
また、旧モニエル瓦とのケラバ際も旧工法で捨て水切り板金が設置されておらず、シーラーが硬化しそこからも雨水が入り内部の木材をクタクタに腐らせていました。
破風板を全て交換していきます。
同時にケラバ際の平部を暴いて、近年のガイドライン工法+ケラバ捨て水切り板金を新設していきます。
その後、モルタル部分と破風板の取り合いから漏水しないよう、ケラバカバー板金で二重、三重に防水処置を施します!
その後、ケラバ瓦を元通り復旧すれば、以前と比べ物にならない防水性能を兼ね備えた仕上がりになりました。
一部下屋は、モニエル瓦の廃盤により現状復旧が不可能な為、陶器平板瓦で葺き替えです。
改質アスファルトルーフィングをしっかり貼って。
綺麗に仕上がりました。セメント瓦に比べて品質、性能は格段に向上しております。
早速、お客様へ工事完了ファイル15頁の作成です。