OB様からのSOS!一里山へ調査です。

2020.04.10

一昨年、台風被害の修理をさせて頂いたOB様からのお問い合わせで、前回修理した箇所(1F屋根)と全く違う2F屋根から雨漏れが始まったとご連絡いただき、調査に伺いました。

こちらのお宅は屋根塗装を一度施されたセメント瓦屋根。その塗装会社の仕事が酷いあり様で、工事中に踏み割った瓦をシリコンでくっ付けるだけの荒業! 夏場の高温、紫外線、屋根材の表面で卵が焼けるくらいになる所に安価なシリコンを打っても10年と保ちません!シリコンはあくまでも応急処置か、隠れた所や、切れても雨漏れの心配がない箇所に使用する、ただのバックアップ材です。こちらはあちこちで踏み割れ→シリコン留めが施されて主役になっていました。

以前ブログにも書きましたが、塗装がとんで含水し、骨材が弱くなったセメント瓦に新たに塗装を施しても製品性能は2度と向上しません。人間で言うなら、病気で顔色が悪いのに化粧を厚く塗るのと同じです。こちらを塗装した業者、または元請があったなら、そのリフォーム会社は売上主導しか考えず、まずお客様に屋根瓦の状態をしっかり説明する勇気が欠如していました。どのようなお客様の家でも、我が家の如く捉えて少しでも上のクオリティと改善策を提供出来なければ、、その為にお客様は大きなお金を払われのだから。私から言わせれば、これを請負った塗装会社含めて素人同然の悪徳業者と言っても過言ではありません! 久々に本当に頭に来ています。

やはり、ここまで製品性能、耐用年数を超えてきたら葺き替えしか方法はありません。調査報告書と写真で屋根材の状態から今後のランニングコストを考え、ベストなご提案を致します。

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